【子育てママの体験談】夫の育休いつ取る?専業主婦家庭のリアルな話し合い|第二子出産に向けて

子育て体験談

最近は、出産や育児に関する休業制度が以前より充実してきました。
実際に、育児休業を取得する男性が増えてきたなと感じる方も多いのではないでしょうか。

そんな中、「夫婦で同じ時期に育休を取る」という選択肢に興味を持っている方もいるかもしれません。

この記事では、専業主婦・一児の母である私が、第二子出産に向けて夫の育休取得について話し合った内容や、「いつ」「どれくらい」育休を取るかを決めたポイントをまとめます。

  • 夫婦で同時に育休を取ろうか迷っている
  • 専業主婦家庭でも夫が育休を取るべきか悩んでいる

そんな方に向けて、我が家の体験談が“ひとつの例”として参考になれば嬉しいです。


わが家の状況と前回の育休経験

現在、第一子は2歳。

第一子妊娠時は、私(妻)もフルタイム勤務をしており、その際は夫婦そろって育児休業を取得。私が約1年、夫が約半年の育休を取りました(※6カ月間は夫婦同時育休)。

その時の経験はこちらの記事でまとめています👇
▶【子育てママの体験談】夫婦同時育休を選んだきっかけと計画のリアル
▶【子育てママの体験談】夫婦同時育休のメリット・デメリット
▶【子育てママの体験談】夫婦同時育休の前に準備しておいてよかった3つのこと|リアルな経験から学んだ備え方

第一子の育休時は、夫婦ともに“育休中”だったため、育児休業給付金を受給でき、生活費に関する心配は比較的少なめでした(もちろん事前に貯蓄などの準備はしていましたが)。

しかし、今回は第二子妊娠を機に、私(妻)はフルタイムの仕事を退職。専業主婦となったため、“育休”という扱いはなく、育児休業給付金の支給もありません。

「前回のように、半年以上も同時に育休を取るのは難しそう…」
と思っていたところに見つけたのが、

令和7年4月からスタートした、手取り最大10割支給の育休制度 の情報!

専業主婦となった今も、上の子がいる中での乳児育児には不安があります。
そこで、夫の育休取得について、夫婦で改めて話し合うことにしました。


育休を考えた理由

産後は実家でのサポートあり でも自宅に帰ってからは…?

私の実家は車で1時間以内の距離にあり、産後は1ヶ月ほど実家で過ごす予定です。

ただ、その後は自宅に戻って家族4人での生活がスタート。
このタイミングで心配だったのが、

  • 「育児」に加えて「家事」もすべて自分でこなせるだろうか?
  • 赤ちゃんが夜寝てくれるか?上の子は落ち着いて過ごせるだろうか?

など、自宅に戻った後の生活への不安でした。
こうした背景もあり、夫の育休取得について検討することにしました。

手取り10割の育休手当て? 条件に当てはまれば、育休取りたい!

専業主婦である私は育休給付の対象外。
そのため、夫が育休を取るとなると「収入がなくなる=家計への打撃大!」という不安がありました。

正直、「金銭的に厳しいなら、育休は諦めて働いてもらうしかない」と思っていたのですが…

そんな時、タイミングよく目にしたのが
令和7年4月から始まった「育休中の手取りが10割相当に近づく」という新制度

これはもしかして、うちでも活用できるかも?と思い、詳しく調べてみることに。

制度の名前は「出生後休業支援給付金」

令和7年4月から、通常の「育児休業給付金」に加えて「出生後休業支援給付金」という制度が創設されたようです!

条件は「夫婦で14日以上の育休」

「出生後休業支援給付金」は、以下の条件を満たすと支給されます。

  • 両親ともに(配偶者が就労していない場合は本人が)
  • 育児休業給付金の対象期間中
  • 14日以上の育児休業を取得すること

対象となると、通常の「育児休業給付金」に上乗せして支給されます。

最大28日間まで支給

支給額の計算式は以下の通りです。

支給額 = 賃金日額 × 育休日数(最大28日) × 13%

つまり、最大28日間まで、賃金の13%が上乗せされる形です。

手取り約10割になる仕組み

育児休業開始から180日間は、従来通り「育児休業給付金」として67%が支給されます。
そこに「出生後休業支援給付金」の13%が加わり、さらに健康保険料・厚生年金保険料の免除や雇用保険料の負担なしなどの効果もあって、
実質的に“手取りベースで約10割”になる、という制度です。

※ただし、休業開始時の「賃金日額」には上限(2025年4月時点で15,690円/日)があるため、高収入の方は10割には満たない場合もあります。


決定した育休のタイミングとその理由

タイミングは「自宅に帰ってから」&「産後すぐ」

我が家では、実家から自宅に戻ってすぐの時期に育休を取得してもらうことにしました。

ただ、仕事の都合もあり、自宅に戻ってからの期間だけでなく産後すぐのタイミングから数日間も育休を取得し、トータルで28日間になるよう調整することにしました。

理由は「不安が大きいタイミング」

「産後すぐ」や「自宅での生活開始直後」は、家族全体が新しい生活に慣れるまでの不安が大きいタイミングです。

夫がこの時期に育休を取ってくれることで、
「仕事と両立しながらサポートしなきゃ…」というプレッシャーからも少し解放されて、
より安心して家族のサポートに集中してもらえるのでは、という期待もありました。


まとめ|同じように迷っている方へ

夫の育休、どうするか――。
それは、正解のない問いかもしれません。

わが家も、育児休業給付金の制度や家計への影響、不安な時期のサポートなど、さまざまな面から夫婦で話し合いを重ねました。

最終的には「不安な時期に一緒に乗り越えたい」「制度が使えるなら活用したい」という思いから、28日間の育休を取得することに決めました。

家庭の状況によって、育休を取る・取らないの正解は違うもの

産後のサポートがどれくらい受けられるか、仕事の繁忙期との兼ね合い等、家庭によって状況はさまざま。
大切なのは「どんな時期にサポートが必要か」「制度を使うことで不安を減らせるか」など、話し合う軸をしっかり持つことだなと感じました。

我が家の体験が、これから育休を検討される方の参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

2歳の息子と夫と暮らす30代主婦。現在第二子妊娠中。
”育児と暮らしをちょっと快適に”をテーマに、子育て・ハンドメイド・学びの記録を更新中。

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