この記事では、子育て中でも独学&無料教材で「2ヶ月・50時間」の学習で簿記3級に合格した体験をもとに、おすすめの勉強法をご紹介します。
- 簿記3級の教材選びに迷っている
- 勉強が難しくて、どう進めればいいか困っている
- 家事・育児・仕事との両立で、なかなか勉強時間がとれない!
そんなあなたに、子育てママ目線で「実際に効果があった」方法をお伝えします。
少しでもヒントになれば嬉しいです。
おすすめ教材【無料でも十分!コスパ重視で選ぶ】
まずは、学習に使う教材から!
たくさんの教材の中から何を選ぶか
簿記の教材って、本当にたくさんありますよね。
わたしも勉強を始めたばかりの頃は「簿記の知識ゼロ」だったので、何を使えばいいのか、とても迷いました。
いろいろ調べていくうちに、
「あれ、無料の教材って意外とたくさんある!」
「もしかして、お金をかけなくても合格できるかも?」
と気づいたんです。
そこで私は、YouTube動画を中心に勉強するスタイルを選びました。
もちろん書籍を使って学習するのも良いと思いますが、
動画で学ぶスタイルは、
- 授業を受けているような感覚で、内容がスッと頭に入りやすい
- 再生速度を調整できるので、自分のペースで進められる
- わからなかった部分を何度でも見直せる
というメリットがあり、私にはとても合っていました。
無料の学習教材&選ぶ際のポイント
簿記3級の全体像を学ぶ|動画視聴がおすすめ
私が実際に使ってみて、「これは無料でも十分学べる!」と感じた動画教材は次の2つです。
・YouTube
さまざまな方が簿記3級の学習動画をアップしています。自分が聞きやすい、分かりやすいと感じる”お気に入りの先生”を見つけられるのがメリット。
教材を手元にもっていなくても、動画を見るだけで学習を進められるスタイルも多く、カフェや外出先でも手軽に視聴しながら勉強できます。
・CPA learning
簿記や会計を無料で学べるオンライン教材サイト。簿記3級の講義もすべて無料で視聴でき、教材や練習問題もPDFでダウンロード可能です。ネット試験に特化した動画シリーズもあり、目的に応じて使い分けるのがおすすめです。
私は、次のように使い分けていました。
・全体像をつかむ:YouTubeでふくしままさゆきさんの動画を視聴
・ネット試験直前:CPA learningの動画でネット試験形式の問題の解き方を学習
スキマ時間を活用|仕訳アプリがおすすめ
簿記3級に合格するには、「仕訳を理解する」ことが最重要ポイント。
机にむかってじっくり学習する時間も大切ですが、スキマ時間を活用して「仕訳の復習」をこまめに行うのがおすすめです。
そこで役立つのが「仕訳アプリ」
アプリストアで「簿記3級」と検索すると、無料で使えるアプリがいくつか見つかります。
私が使っていたのは、「パブロフ簿記lite」
・レベル別で簡単なものから始められる
・間違えた問題だけあとで復習できる
といった点が気に入って、少しずつ取り組んでいました。
学習教材を選ぶ際のポイント
動画やアプリなど、簿記3級は無料教材でも十分に学べる!と感じました。
ただし、教材は、「これで学習してみよう」と決めて、やり切ることが大切。
もし学習を進めるうちに、
・「この動画だけでは物足りないかも?」
・「他の人の解説も聞いてみたいな」
と思ったら、その時に、書籍や他の動画を追加するというのが、挫折しにくくておすすめです。
勉強時間とスケジュール【コツコツ×直前追い込み】
最初は1日30分〜1時間でOK
簿記の学習は、一朝一夕に身につくものではありません。
私も子育てと両立しながら勉強していたので、主な学習時間は早朝でした。
家族が起きてくる前の30分〜1時間を学習にあてることで、毎日コツコツ積み上げることができました。
振り返ると、こうした学習スタイルは、**簿記3級の学習初期(全体像をつかむ時期)**にぴったりだったと感じます。
というのも、簿記を初めて学ぶ方にとっては、出てくる内容や用語すべてが新鮮で難しく感じるからです。
1日にいくつも新しいことを詰め込もうとすると、理解が追いつかず、消化不良になってしまいがち。
そのため、1日1単元ずつ、30分〜1時間を目安に少しずつ進めるのが効果的。
特に「仕訳」の理解と定着までは、焦らずコツコツ進めていくことが大切です。
直前期は1〜2時間のまとまった時間が必要
簿記3級の合格には、「試験問題に正しく解答する力」が必要です。
そのため、直前期には試験形式の問題に取り組む練習も欠かせません。
簿記3級の試験時間は60分。
本番を想定して「問題を解く+復習する」時間をとるには、1〜2時間のまとまった学習時間が必要になります。
ただし、ここで大切なのは、
試験問題に取り組むのは「仕訳をしっかり理解してから」!
仕訳が理解できていない段階で問題演習に入ると、解くのにも振り返るのにも時間がかかってしまい、かえって効率が下がります。
まずは基礎をしっかり固めてから、直前期に試験演習でアウトプットを強化する、という流れを意識してみてください。
合格への考え方【大事なのは“積み重ね”】
総勉強時間の7割は「仕訳の理解」に費やした
私が簿記3級に合格できたのは、何よりも「仕訳を理解できたから」だと、今ははっきり言えます。
振り返ってみると、総学習時間50時間のうち、およそ7割は仕訳を身につけるための学習に使っていました。
実際の問題を解くときも、「仕訳ができる」ことが大前提。
それができていないと、問題の意味を理解するのにも時間がかかってしまいます。
もちろん、動画を一度見ただけでスッと理解できたわけではありません。
1回目は理解できなくても大丈夫。2回目で理解を深め、3回目で定着させる。
このくらいの気持ちで進めると、気負わずに続けられます。
「理解できない」とモヤモヤしても、立ち止まらずに前に進むことが大切。
そうしてコツコツ積み重ねた“仕訳力”こそが、合格の決め手になりました。
実際の問題に取り組むのは直前でもOK
私が実際の試験形式の問題に取り組み始めたのは、試験の約2週間前でした。
その時点で仕訳の理解はある程度できていたのですが、初回の模擬試験では合格点にはまだ少し届かず…。
そこから、「模擬問題に挑戦 → 解説動画で復習」というスタイルに切り替えて学習を進めました。
もし、これを仕訳を理解する前にやっていたら、おそらく…
撃沈していたと思います…。
模擬試験には、あまり早く取り組みすぎないことをおすすめします。
基礎ができていないうちに手を出すと、時間をかけても効果が薄くなりがちだからです。
ダラダラ勉強しない。自分の苦手をリストアップ!
「簿記の知識ゼロ」から、2ヵ月・50時間で簿記3級に合格するために、私が意識していたことは次の2つです。
- その日の学習の目的を明確にすること
- 苦手な項目をリストアップして、繰り返し復習すること
「限られた時間で合格を目指したい」「学習時間がなかなか取れない」方には、この2点は特に意識してほしいポイントです。
苦手をリストアップしておけば、試験直前の復習に迷いが出ません。
何を復習すればいいのかパッと分かるので、限られた時間を有効に使うことができます。
まとめ|簿記3級に独学で合格するための3ステップ
この記事では、「2ヵ月50時間」で簿記3級に合格するための学習法をご紹介しました。ポイントを整理すると:
- 教材選びは無料でOK!YouTubeやCPA learningを活用
- 最初は1日30分から。仕訳の理解に集中
- 仕訳を理解してから、試験問題に取り組む
お金をかけなくても、時間が限られていても、正しいやり方で積み重ねれば合格は見えてきます。
同じように挑戦しようとしている方の参考になればうれしいです!